狂愛なる幼馴染
するっ、と細い長い指がわたしの頬を撫ぜる。


その指が確かに体温はあるのに、温かみがなくて、もう5月なのにゾクッとした。


これは、あれかもしれない。


世に言う、ヤンデレ。


わぁ、自分が体験するとは思わなかったな。


現実逃避している場合ではなかったらしい。


気づいた時には昴とわたしのソレが重なっていた。


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