再び、恋【短編】
あの頃



水沼恵斗君。

お父さんの仕事の都合で、
中学3年生の時に転校してきた。



いつも本を読んでいて、
あまり周りに溶け込もうとせず
1人でいる事が多かった。



そんな水沼君と会話したのは…



「早瀬、リップクリーム落としたよ」

「あっありがとう、水沼君」



たった1回、これっきり。





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