誠の誓い

下駄の鼻緒

寒さに負けず

庭で稽古をしている

永倉　原田　藤堂　を見つけ

ふと、足を止めた



（永倉さんと原田さんは
平兄ちゃんを弟みたいに可愛がってるな
総兄ちゃんの兄貴分は
やっぱり、局長と副長だろうな）




一人で納得して、再び進み

部屋で、巡察の支度をする


今日は、沖田についていくのだ


「行こうか！」

「はい！」





何事もなく帰る


夕餉を済ませ


寝るときのこと





「明日も先生の所？」


「うん！」


「そっか！ならさ！
女の子の格好していきなよ！！」


「え！！……恥ずかしい」


「喜ぶよ！」


「そうかな」


「決まり！！明日は、女の子！！！」











翌日







土方の許可を貰い

外出


監察方の借りている家で、髪を結い

女物の着物に着替えた




（喜んでくれるかな…）