誠の誓い
重ならない想い
近藤から頼まれて

文を伊東に持ってきた



門前で、縁と森本を見つけた



森本から文を貰い、少しも笑わず

森本を見送る縁に近づいた



「余計なこと言わないで下さいよ」



と、縁に睨まれる



「お前が、先生を想っていると想ってな」


「だとしても、余計なお世話です」



永倉から伊東への文を受け取り

中に入る






森本から渡されたのは、紹介状だった

炊事場に行き、火に入れる



部屋に戻ってから、伊東に文を渡した



「今日は、誰が持ってきたの?」


「永倉さん」


「そう」







伊東の仕事の邪魔にならないように


部屋を出ると


廊下で藤堂に出会す




「縁…」


「なんですか」


「久しぶりだね」


「そうですね」


「鶴里が、会いたがってたよ」


「忙しいので、よろしく伝えて下さい」



ペコリと頭を下げ


藤堂から逃げた



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