誠の誓い
監察方
将軍警護の先陣を任されたときのこと



新選組拝命してから、初めての大仕事

粗相の無いよう、細心の注意を払う

何度も、段取りを確認した




「おい!縁!!こちらを手伝え!!」




以前より、使われることが増えた



(これは、信頼されてのことか?
やはり、便利なだけ?)




「お前さ、前は失敗しては怒られてたよな
最近、仕事が早いからって、土方さんが
褒めてたぞ!」


「本当ですか?」



藤堂と作業をしながら、土方をチラリ



「何余所見してやがる!!!」





「すみません!!! ……コワッ」


「ぷぷぷ… 縁の事気に掛けて
土方さんも余所見してたクセにな!」




(……そうなのか?)






警護が無事に終わってからも


市中見廻りをした







新選組になってから、給金支払いが

成されるようになり



現地解散の時は、寄り道をする者が増えた





縁は、誘われても寄り道はしなかった







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