誠の誓い
慌ただしく仕事をして、あっという間に

日が暮れた



山南が大怪我をしたというのに

芹沢は、飲みに出掛けると言いだし

縁が道案内に指名された





その日







芹沢と縁は、帰らなかった






翌日








昼前に










芹沢と共に帰って来た縁は、浮かない顔をしていた






「どうした?」




「副長… 妹が… 亡くなりました」



「なんだと!?」




「今まで弔いをしていました
西岡には、明日ここへ来るようにと
伝えましたので…」


「縁…無理するな!
妹のそばにいてやれ!」


「もう、別れは済みました」




永倉は、縁の肩を抱き寄せ



「つれぇな… 」



縁の代わりに泣いた



「なんで、おめぇが泣くんだよ!
縁が泣けねぇだろうが!!!」


「副長… いいんです… 永倉さん
ありがとうございます…」













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