背伸びして、キス


「はぅぁぁぁぁ。憧れだったんです!彼氏の家で、料理を振る舞うって!」

「それは、憧れに添えてよかった。お、でもほんと、うまそうだな」




話の中で、洋介さんが普段コンビニ弁当とか惣菜で済ませているという情報を聞いて、それならばと立候補して実現した今日のデート。
洋介さんの家で、私の手作り料理を振る舞うことになった。


手に寄りをかけて、得意料理を作ってテーブルに並べた。
洋介さんは感心したように呟くと、椅子に座る。



「口にあったらいいんですけど」

「ん。いただきます」

「ど、どうぞ」




ドキドキと洋介さんが口に運ぶ様子を見つめる。



「ど、うですか・・・?」





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