生徒会長と私の秘密 ~愛を誓う
学校に着くと勿論注目を浴びる。

こんな車で登校してくるんだもん皆んな注目するよね…

亜美は翼に鞄を持ってもらって松葉杖で校舎へ入る。

階段ではまた翼がとんでもない事を言う前に

「翼、階段も自分で上がるから」と亜美は言う。

「亜美は強情だな?俺に甘えれば良いのに」

「他の事で充分甘えてると思うけど?」

病院代や携帯代。

病院代はちょっと高過ぎるから無理だけど、携帯代ぐらいなら自分のお小遣いで払えるけど、翼が言いというから甘える事にしたし、今だって鞄を持ってもらってる。

だから充分甘えてると思う。

「俺はもっと甘えて欲しいけど?」

と、言う翼に亜美は

「学校以外で甘える…」と顔を赤らめて言う。

すると翼も顔を赤くして「おぅ!」と言う。

「バカップル!朝からそんな所でイチャイチャしないでくれる?」

と、後ろから麻美に誂われてしまう。


「麻美…別にイチャイチャなんてしてないよ…」

「いや、どう見てもしてるでしょ?」


麻美は亜美から松葉杖を奪い取ると


「グズグズしてるとチャイムなるって!私が亜美のノート見る時間無くなるじゃない!」

と、言って翼からも鞄をと受取る。

そして翼に肩に担がれてしまった。


「キャッ!降ろして!」




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