Where it is stuckー滞っている場所ー

誤解と記憶

「おはようございます」


朝、蕨と秋鹿が起きてくると、リビングでうろうろと平子が動き回っていた。


「あの、平子さん、どうかしたんですか?」


秋鹿が声をかけると、平子は困った顔で秋鹿にすがった。


「あ、あのさ、相田さんさ、」


と、平子は途中で言いかけると、ゆるゆるとくずれ落ちた。


「平子さん?!」


「相田さん、、、自殺しちゃった、、、」


秋鹿と蕨に衝撃が走った。
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