私たち暴走族と名乗ってもいいですか?(下)

「あ、あき…なちゃん?」

「え?」

「え、な…怪我!?」

「どうしたんだ?」

 やっぱりめんどくさい。

 声をかけに来ようとした人たちがみんな私の姿を見て唖然して固まってる。

 まぁ、明らかに階段から落ちただけでできたような怪我じゃないもんね。

 瞬が周囲を睨みながら隣を歩いてるおかげで深く聞いて来ようとする人はいなかったけど、教室行ったらそういうわけにもいかないし、結構面倒だなぁ。

 あいさつすら飛んでこないから声が出ないことを誰にも気づかれることなく教室までついた。

「秋奈!ひさし…え?」

 飛んで来ようとした理紗がその場で固まる。

 それを見ないふりして自分の席まで移動して、カバンを置く。

 はぁ、理紗はいいとして、みんなに知られるの嫌だな…。

「あ…秋奈!?何どうしたの!!?」

 思いっきり大きな声プラス机叩かれてびっくりした…。

 理紗はパニックになってるし…。
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