ぼっちな彼女と色魔な幽霊





お風呂からあがると、ヨウはもうベッドの中だった。

起こしちゃ行けないかなと、寝顔を覗き見る。

……綺麗。

なんで寝顔が崩れないんだ。わたしなんか鼻がピーピー鳴ったり日によっては半目で寝てるらしいのに。

……って、なに考えてるんだわたし。

この悪魔のような幽霊に。

仕方なくテーブルを寄せて客用の布団を敷いて眠りについた。

ああどうか、明日目が覚めたら全部夢だったという展開が待っていますように。

祈りながら、眠りについた。
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