ぼっちな彼女と色魔な幽霊

あらすじ

ひな子は入学早々、学校を休み孤立する。ある日、記憶のない男の幽霊ヨウが現れ、記憶をとり戻すのに協力しろと脅され仕方なく同居する。学校の怖い話を元に彼の正体を探していくと、彼が描いた人魚姫の絵が見つかる。でも記憶は戻らない。一方ひな子はヨウの助けもあり図書委員会に入るとクラスメイトの二嶋や才伽と親交を深めていく。ヨウへの信頼も深まる頃、彼が長く留まれないことを知る。彼への恋心に気がつき、せめて成仏させたいとひな子は動き出す。そして人魚姫の絵はヨウの元カノの花愛が描いたものだと突き止め、彼は意識がないだけだと教えられる。ヨウにその事を告げ、お互いの気持ちを確認するとヨウは自分の体へ戻る。だが再会するとヨウにはひな子の記憶がない。思い出させようとするも、気持ち悪がられる。諦めた頃、思い出の場所に行くとヨウは微かにひな子のことを思い出し、ひな子は愛は形を変えても常にあるものだと実感して涙する。