ほんとは優しい私のオオカミ ②

思い

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【蓮side】



翔を俺のバイクの後ろに乗せて、俺と翔、隼人、空、の4人で瑠奈とタクヤのいる第二倉庫へ向かっていた。



みんな心配なのか一言も話さない。


俺だって心配だ。


でも、もっと重症なのが俺の後ろ乗っている翔。



翔の緊張とイラ立ちを背中で感じる。


蓮「翔。瑠奈は大丈夫だ」


翔「...ああ」


路地をいつもの倍くらいのスピードで進む。


次の角を曲がれば着く。


角を曲がったときに黒い車が見えた。



良かったっ!!


敵もとくにいないらしい。



減速した途端、翔がバイクから飛び降りて車に向かった。



蓮「翔!?ったく。空!隼人!見張り頼む!」


空「わかった!」


隼人「了解!」



奇襲に備えて見張り役を二人に頼み、俺はバイクを止めて翔に続く。


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