ほんとは優しい私のオオカミ ②

愛染零


ーーーーーーーーーーーーーーーー



帰ってきて、荷物も会議も放り出して僕はさっそく瑠奈に会いにいった。




他の男の目に触れさせぬように僕が移動させた離れの方に向かう。




離れの屋敷はもともとなかったけれど僕が瑠奈のために建てたんだ。





でも、あんまり喜んでくれなかったな...。




広すぎるくらいの屋敷。でも大体、瑠奈はいつも一番奥の黒い部屋にいる。






零「ただいま!...?瑠奈?」





あれ?




いつもはここに大体いるはずなのにな。





あっ!もしかしたら、庭にいるのかな。




< 95 / 304 >

この作品をシェア

pagetop