こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!

お昼。


「おつかれー!いやー、客がすごくて楽しかったにゃー!」

たのしそうな園香。


「そうねえ。私もいつもはお客さんだから、店員側は新鮮だわ」

ちょっと観点が真面目な美郷。



「お昼、どのクラスに食べに行くー?」

と、園香が行ったところで。



「あ、ごめん。二人とも、今日も先に食べててくれる?」

「また?伊紅ちゃん、最近毎日、どうしたの?」

心配そうに、美郷が聞いてくる。


「いや、図書室の本が読みたくって」

と言うと。
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