こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!

色のない世界を意味もなく過ごすうちに
僕は高校生になった。

伊紅は今、どこで何をしてるんだろう?


そればかりを考えて、夜も眠れなかった。
夜の繁華街に行った日もあった。
伊紅には会えなかったけど。



どうしても、伊紅が男子に怒ったからなんていう理由で暴れたようには思えなくて。


無心で、
いなくなった伊紅の机をあさった。



すると、何回も出し入れされたような、
ボロボロの封筒が、引き出しの底から出てきた。


『○○耳鼻科  20XX年10月X日

櫻木伊紅  突発性難聴(右)』


その紙を見てショックを受けたのと同時に、驚いた。


いつの間に、こんな事になってたんだ。


僕の知らないところで、何があった?
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