こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!

side 櫻木伊紅



「なあ。次、何の授業?」

「………現代文だよ」


「……ふーん。お前、得意なの?」

「………………読書は好きな方」


「へえ。」

「………」


アイドル二人とあった日から2週間。

二人はいたりいなかったりで、忙しそうだ。


学校なんて面倒なところ、休めばいいのに、二人はなぜか午後からとか、午前だけとか、登校してくる。


しかも最近。

すっごい絡まれる。

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