リコリスの花
三章 化け物

先生。

俺以上に、瑠奈は手遅れな化け物になった。

そう、俺も。

いちよう化け物だった。

「いちよう」という表現は少し可笑しいが、少し、なのだ。

少し。

少し、化け物だった、俺。

< 33 / 125 >

この作品をシェア

pagetop