ガーディアンズッ☆彡
「哲平、ごめん。ちょっと話は中断させて」
身だしなみを整えながらそう言って、まだ地面に伸びたままの葛鬼を頼む。
退学処理はあたしの仕事だけど、それが執行されるまでに暴れられたらたまったもんじゃない。
とくに葛鬼の場合はいわくつきだし。
それでも文句ひとつ言わず了承してくれた哲平に感謝して、あたしはフィールドを後にする。
閉鎖された空間から解き放たれて、何となく清々しい気分だった。
とはいえ、のんびりしている時間もない。
あたしは指定された場所へと向かうべく、制服をひるがえしながら地面を蹴ったのだった。