君はオオカミくん

ケーキ



目の前に広がる美味しそうないちごのケーキ。

「時田くん!美味しそうだね!今日はありがとう」

こんな美味しそうなケーキを戴けるのだ、どんなに意地悪されても感謝は忘れないのがポリシー

「こちらこそ、あんな面白い姿を見れたんだしありがとう。杏ちゃん。」

「ぐふ……!第一、時田くんが一人にさせるからじゃん!」

せっかく美味しそうなケーキが目の前にあるおかげでさっきの事は忘れていたのに……なんていう男だ。

「あはは、だよね。じゃあ僕のぶんもあげるね」

そう言って時田くんは自分のケーキを私にくれた。
もちろん断ったのだけど本当は甘いものは好きではないらしい。

じゃあなんで今日来たのかな?
やっぱり変な時田くんだ

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