ブラコンだっていいじゃないか

私達の朝



カーテンの隙間から射し込む光が
目を覚ませと脅してくる


残念、私は二度寝がなにより大事なのだ。
今、起きるわけにはいかない。


目覚まし時計の甲高い音を聞き流しながら2度目の眠りにつこうとした瞬間、


「いづき姉さーーーん!!!」


ドタドタとした音が徐々に近付いてくる。


ついには私の部屋である扉をガンッ!!と響かせた


「姉さん!!ご飯食べよ!!!」

そのせわしない音の正体である私の弟は、

弟といっても双子だが、

私の耳元でいつものように叫ぶが、


私は寝たふりを決めこむ。

今日の私は昨日までの私ではない。


「あれ、いつき姉さん??起きない??」
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