愛言葉ー溺愛ー
廻りだす運命の歯車
「⋯バス、まだかなぁ⋯。」



バス停で一人待つ私の名前は朝霧祭莉。
聖六花(ヒジリロッカ)高等学校の二年生です。


でも、それは少し前の話。私の母は一か月前に事故で亡くなりました。


交通事故だったようで、母の手には昔、家族でとった写真があったんだそうです。


お父様は冒険家で世界各国をまわり、滅多に帰って来ません。


でも、お父様は私の事を大事に思ってくれて、そんなお父様が私も大好きです。


そして今日、お父様から手紙が届きました。
< 1 / 187 >

この作品をシェア

pagetop