愛言葉ー溺愛ー
「ちょっとー、ハルー!ハルだって祭莉ちゃんのコト、イジってるじゃんっ。」



少し子供っぽい叶夢を見て思わず笑みがこぼれた。



「あ、そうだ。祭莉ちゃん俺達、夜はちょーっとだけ強引というか自己中心的?になっちゃうからね」



「え⋯?」



「そうですね。なので夜は十分に気をつけてください。困ったら僕かカナを呼んでくださいね。僕達ら結構理性を保ってられる方なので。」



その言葉を聞いた途端急に不安の波が押し寄せる。



「カナー、お腹すいた⋯。」



少し沈黙が続いていると、いつの間に目覚めたのか、朔夜が眠気眼(ネムケマナコ)でキッチンへ入ってきた。


「あ、来た。要注意人物」



「え?そうなんですか?」



「うん。ああ見えて肉食系だよ」


こそこそと話していると朔夜がなんだ?と怪訝そうに見つめた。
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