愛言葉ー溺愛ー
「ご、ごめんなさ⋯⋯」



叶夢と向かい合って正座をしてる。


「本当に悪いって思ってる?眠たいのは分かるけど、ちゃんとご飯は食べないとダメだよ?只でさえ貧血気味なんだから。」



今は叶夢におこられている。理由はご飯を食べずに寝ていた祭莉の体を心配して。


「う、はい。反省してます⋯」



「そう?じゃあ、自分からキスして?それで許してあげる⋯」



怪しい黒い笑みを浮かべて言う。空はまだ黒く、闇に包まれている。

その雰囲気から祭莉はふとお風呂での事を思い出した。


「って、貧血気味なのは叶夢さん達のせいですよねっ!?」



怒ったように少し大きな声で言う。

そんな言葉に叶夢は気にもせずニッコリと微笑んだ。
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