もしも君を愛すなら……。
「そう、観覧車。嫌い?」


という俺の問いに、佳穂は少しの間首を傾げてから、


「さあ? 乗った記憶がないから分からない」


と言う。


それに、


「ははっ。じゃあ丁度良いじゃん。行こ?」


と、俺は笑って、無意識に佳穂の手を引いていた。
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