もしも君を愛すなら……。
明らかに無理している佳穂。


しかし、『大丈夫』と言う佳穂の想いを考えると、もう何も言えなかった。


「は~い、どいてどいて~。患者はどなた~?」


暫くしてやって来た保険医。


白衣を風に靡かせながら生徒に先導される保険医の女性には、焦りの色が全く見られなかった。


「あら~、佳穂ちゃんだったのね~。了解。誰か、男の子。手伝って」
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