レモンのような青春は【実話】
「どーしたの、高峰」

はっと我に帰る。

心配そうな顔をしてこちらを見てきたのは小学校からの唯一私が信じられる友達、佐々木遼(ササキ ハルカ)だった。

「高峰らしくないじゃん」
「そう?」

いつもは明るくて元気いっぱいなのにね、って笑った。

そんな話をしていると、
隣で誰かとすれ違った。



「あっ、高峰の好きな先生じゃん」

「え?」

前を見ると宗教科の大上弦哉(オオガミ ヅルヤ)先生が歩いていった。

宗教科専門の先生だから習ってないしあんまり関わりがないのに私と1番噂がたっている先生。

「だからちげえってば!!!!!!」

「そう?へえー笑」

あきれた。
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop