弱虫男子
歌うよりも、

学校では出来ないような話を

しているほうが盛り上がって、


始まって二時間が過ぎる頃には、

誰もマイクを持っていなかった。




”ラブ・ジェンガ”

とやらが始まったんだけど、


俺はルールを知らない。



「普通のジェンガにね、

ちょっとエッチな指令が書かれてて、


負けた人はそれに従うの。」



と簡単に説明する女子に

俺は驚きを隠せないでいた。



女の子がそんなもので遊ぶんだと知って、

ショックを受けずにはいられない。
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