大切なきみへ
(花華side)
「れーん!…蓮?
…どうしたの?」
めずらしくぼーっとしている
こんな蓮を見るのは初めて
「なんもねーよ」
そう言って私の頭をポンと叩いた。
なんにもないことないよね?
なんとなく最近の蓮は悲しそう
「…わたしに言えない話?」
「ごめん
気にすんな」
気になってしかたないのに
でも気にすんなよ
って言葉で信じてしまいそうになる
「蓮、大好きだよ」
「…うん、俺も」
こんなことしか言えない、自分がやだなあ、
ずっと一緒にいたのに、なんで何にもできないの