大切なきみへ
傘が必要な日に


「了解、マネージャー」

「明日早いから早く寝なよ、じゃーね」


「うん!おやすみ!」







「ただいまー」


両親は共働きで忙しい人達

姉と妹の女兄弟に挟まれて育ったからそれなりに器用でそれなりにひねくれていると自分でも思う


「なんかお兄ちゃんの試合私の友達が見にいくって言ってたんだけど」

「ふーん」


「…お兄ちゃんって女にほんと興味ないよねー」


「そんなことないけど?」

にこっと笑って自分の部屋に行った


女にはかなり興味あるはずなんだけどなー

久下に、だけだけど


正直俺のパーカーを着てること、一緒に帰ること朝走ること、そしてこのタオル、その全部が嬉しい




さー明日頑張るか

試合に勝ちたいと初めてこんなに思った




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