大切なきみへ


「そんなに驚く?弓道やってたからね~」


陸上じゃないんだ…



「花華、弓道できんの?

…弓で人殺すのだけはやめろよ」



「な、なんですって?」



なんですって?ってなんだよ


「よゆうだよ!」


「人殺すのが?」


ちがうちがうって首をふる



「あ、花華絶対袴似合う」


「ねえ〜ばか!」



馬鹿は誰だよ



こんな彼女と

離れたくないのに



1日ずつ、1日ずつ、時間が過ぎてく


もうこのままずっと時間が止まればいい


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