あの夏に僕がここへ来た理由
存在




ひまわりはさくら達から離れ、海水浴場の駐車場で良平達を待っていた。

久しぶりに食べたかき氷はとても美味しく、海人が来たらまた一緒に食べようと思っていた。

海人に出逢う前のひまわりからは、想像もつかないほど毎日が色々な想いで溢れていた。


海人に何を食べさせようか?
海人から今夜は何の話を聞こうか?
散歩コースは?


毎日が充実していて夜に目を閉じて寝てしまうのがもったいないくらいに、海人の存在は、ひまわりを全く別の人間に変えてしまった。


日が暮れ始めた頃、ようやく良平の車が見えてきた。
待ちくたびれたさくら達も駐車場に来て、良平の車に向かってふざけて手を振った。


ひまわりは嫌な予感がした。
車が近づくにつれ海人が乗ってないことに気付いたから。









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