あの夏に僕がここへ来た理由



「ひまちゃん、昨日、海人さん大丈夫だった?」



「うん」


ひまわりは小さな声で答えた。


「私は、海人さんのこと好きだよ。
ひまちゃんの彼だけどね」


さくらはいつも正直だった。
それゆえ、人を傷つけることも多々あった。

ひまわりは黙っていた。


「ひまちゃん、今日は楽しもう。

お兄ちゃん達も、もうすぐ帰っちゃうし。ね?」



「うん」


ひまわりはまた小さくうなづいた。


浮輪が2つしかなかったため、さくらと浩太、ひまわりと良平で使うことになった。
さくら達は浮輪の取り合いをしたり、きゃっきゃっと遠くで騒いでいる。


ひまわりと良平は、浮き輪に肘をのせて向かい合い波に揺られて楽しんだ。









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