ズボラ女が恋する瞬間
「うっせぇよ」

「酔った勢いで告白するにしても、あたしじゃないでしょ?」

「あぁ。自分が一番わかってる」


加藤とは、高校時代それ相応に仲は良かった。

会えば、挨拶を世間話をしたりする仲。

加藤以外に、そう親しい男子が居なかったせいか?

加藤とデキてるとか、加藤があたしのことを好きだとか、いつの間にかそんな噂があった。

所詮、噂。

だからあたしも加藤も特に気することもなかったし、距離感が変わることもなかった。

そんな加藤に好きな子ができて、恋愛相談なんかされるようになって・・・

色々、試してみたが、加藤はその子と結ばれることはなかった。


「いつまで、高校時代の恋を拗らせてるのよ」

「それ、俺が知りたいわ」


灰皿に煙草をもみ消したかと思うと、再び新しい煙草を取り出す。

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