ズボラ女が恋する瞬間
須賀に案内され、着いたのは会議等で使われるオフィス。


「泉さん、僕のこと覚えてますか?」


部屋に入るなり、そんなことを言われる。


「あ、の~」

「僕は知ってますよ?泉さんのこと」


いきなり、何の話?


「随分、親しいんですね?三浦さんと」

「え?」

「付き合ってるんですか?」


須賀が振り返り、こちらを見る。

それだけのことなのに、何故か身構えてしまう。


「三浦さんは止めた方が良い。泉さんとは合わないよ」

「あの、さっきから何の・・・」

「だから、止めろって言ってるのわからない?」


苛立ちを含んだ瞳で睨まれ、後退りしてしまう。


「泉さんには、もっと相応しい人が居るよ」


何が楽しいのか、笑みを見せる須賀に恐怖心が生まれる。

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