小さな花 〜あなたを愛した幸せな時間〜
【知ってたよ!】



‥‥!!!!?



───えっ?

知ってた!?



【どういうこと?】



あわててメールを入れる。



【イヤ、なんとなく。俺の知ってるナナちゃんとは雰囲気が違ったし。はじめは気付かなかったけど途中から気付いた。それにメールのナナちゃんは髪が長いみたいだけど俺の知ってるナナちゃんは短いし笑】



‥‥そうなんだぁ〜‥‥。



力が抜けた。

確かに前

【髪の毛がボタンにからまって痛かった〜】

ってメールした記憶があった。


バレてたのかぁ。



【嘘ついて本当にゴメンナサイ‥‥許してくれる?これからも、メールしてくれる?】



♪♪♪〜♪♪〜


【ヤダ】


…やっぱり、そうだよね。

うそつきだから、
私が悪いから‥‥



♪〜♪〜♪♪♪ 



【メル友なんかヤダ゙よ!会おうよ!ナナちゃん!】



ねぇ、

ハルトは時々こんなふうにちょっとだけ私にいじわるしたよね。

それは、どうしてだったんだろう。

1回聞いてみたかったな‥‥。






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