鏡の中のワタシが私を見つめるの…


次の日、サト君に頼んであの部屋にまた来てもらった。


「僕は此処があまり好きじゃないんだ。」


私はそんなサト君の言葉を無視して鍵をかけた。


そしてカバンの中から包丁を出し、カバーを外した。


ゆっくりゆっくりサト君に近づく。


大丈夫だよ。楽にしたげるから…


一緒に鏡の世界へ遊びに行きましょう。


「ねえアサちゃん」


グサッ―……

振り向くと同時に私はサト君の腹部に包丁を差し込む。


クセになるような感触だった。綺麗な血が滲み出てくる。


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