君のその小さな背中が 【その背中、抱きしめて】番外編SS





助走3歩目で小さな体が宙に浮く。



左手がバックスイングされて、体が大きく反った。






まるでスローモーションで見ているような感覚。



綺麗にしなった体から振り下ろされる腕のスピードは速くて



手のひらがボールを捕らえた瞬間




ボールはアタックラインのすぐ後ろで大きな音を立てて跳ねた。




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