四門メグへの手紙~魔女の瞳番外編~
まともに呼吸さえも出来ない。

カタカタと体が震えました。

衣擦れの音一つさせただけで、きっと茂みの中から『それ』は襲い掛かってくる。

身じろぎ一つ出来ない異常な緊張感の中。





「ほぅ…こいつぁ上玉だ」






『それ』は穏やかな口調と共に出てきました。








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