翼をください




「わー!すごい!」




それから暫く歩いて、目的地に着いた。




そこは空が青く、木々は緑に輝いていた。




「な?すごくいいところだろ?」




自慢気に言う怜に、




「さ!準備しよう!」




と、唯がスルーした。




その様子に笑う、私と翼。




「じゃあ、私、翼と木を拾ってくるね!」




少し気を使って私たちは木を拾いに行った。




「本当に素直じゃないよね~!」




私より20センチくらい高い翼を見上げて笑った。




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