翼をください
「翼…?」
私は小さな声で、声をかけた。
「あ、柚。もしかして起こしちゃった?ごめんな?」
まだ暗い辺り。
虫の声が心地よく聞こえる。
「ううん…どうしたの…?」
そう聞くと翼は上を…空を見て言った。
「流れ星、見れるかなって。」
あ…
そう言えば言ってたっけ。
「流れ星、見えた?」
「まだ見れてない。」
「見れるといいね。私も一緒に見てて良い?」
「うん、いいよ。」
空に光るたくさんの星は、澄んだ空にぴったりだった。