デスアンサー・二校目

鬼さんこちら

ーー繭背side


「はぁっ、はあっ」

どれくらい走ったのか。私は一階の自分の教室に戻ってきていた。

3年3組。ここが私の教室。

「うっ…はぁっ」

大丈夫。ここを開けたらみんながいる。何も怖がることはない。

ほら、早く開けろよ。動け私。何を怖がってるの?みんないるよーーー

「はあっ!!」

ガララッ 

あぁ。やっぱりだ。私の不安はこれだったんだ。

これは私の教室なの?いつもならみんな笑ってる。馬鹿な男子も五月蝿い女子も、みんな笑ってーーー?

「う”…っ」
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