双姫 IV 番外編


「紘!大丈夫…え、朱音……?」


紘にぃで見えなかったのか実喜姉は
近くに来て驚いている。

その視線は私の服や手を目で追う。


「その仮面!本当に朱音が!?」


痛い位に肩を捕まれ揺さぶられる。


『……痛いんだけど。』


「ッ!?」


気ダルそうに冷たく言うとすんなり離した。


「朱音、早く行け。」


背中を向けたままの紘にぃに促され、
私はシャワーを浴びる事にした。


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