双姫 IV 番外編


「だからって…。
あのな、俺だって行きたいよ!

可愛い嫁と息子と海でenjoyしたいさ!!
なのに…集会とかふざけんなぁー!」


「じゃあ、切り上げて向かいましょう。」


「そうもいかねぇーだろぉ〜……(泣)」


「類…紘をこれ以上困らせるなよ。
行きたい気持ちは皆一緒なんだ。」


「…嫌だ。」


「お前は大きい赤ちゃんか!」


兄貴の言葉に頬杖をついて
不満だと訴える。


「あー朱音不足で全くこれっぽっちも
ヤル気出ませーん。」


「俺も実喜不足で出ませーん…。」


最早、義兄さんまでダラけ始めた。


ブーッ


一つのダイブ音が鳴る迄は。


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