わたしも青春したい!
出会い

私の名前は柏原 さつき。今日から、憧れだった 三枝高校に入学する新入生!!高校まで電車で約30分、私は胸を踊らせながら、到着するのはまだかまだかと思っていた。
「ガタッ」
隣の席に同じ制服を着た男子生徒が座った。校章の色的に同じ新入生という事が分かった。ほかにも..........
「おい。なんだよ」
私は入学当日ということもあり、テンションが上がりすぎてしまった。そのため、向こうがこっちの視線に気づいていることに気づかなかった。
「あ...ご、ごめん」
私はついつい謝ってしまった。
「.............」
無視された。どうしよう凄い気まずい..
「次は~○○駅~○○駅~」
いつもなら何気なく降りている電車なのに、淀んだ空気の牢獄から開放されるかのような感じがした。
そんなこんなで無事に高校に着き、クラスの確認をした。
「1年...3組かな」
クラスの確認を終えた私はクラスへ向かおうとしたその瞬間、何かに背中を押される感覚がして振り替えってみると、幼馴染みの女の子がいた。名前は白崎 彩で、一見静かそうだけど、見た目とは裏腹におしゃべりが大好きな子だ。
「さ~つき~!」
「ちょ、ちょっとやめてってば」
「え~?い~じゃ~ん。さつきは何組だった?うちは3組だったよ」
「本当?私も3組だよ!でも、なんか高校生になった自覚が全然ないんだよね。今日が試験前の学校見学って言われても納得しちゃうかも」
「え!?」
喜怒哀楽の全ての感情を一度に顔で表現したかのような凄い表情をしている。
「何その顔(笑)冗談に決まってるでしょ笑」
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