超イケメン☆ホストクラブ ~Love story~
「だけど……銀河が、刺されるくらいなら……私が、刺されたらよかったのに……」

言うと、「いいえ…」と、三日月が首を静かに振った。

「銀河は、何よりも望まなかったはずです……あなたが、自分の身代わりに刺されるなど……」

あの時のことを、ふいに思い出す。銀河は、必死で、私を庇おうとしてくれていた。

「……彼は、自分の代わりに、誰かが傷つくようなことは、もう二度と、見たくはないはずですから……」

三日月に言われ、気がついた。

銀河は、かつて付き合っていた彼女が、他の女性たちのやっかみから自殺未遂を起こしたことを、助けられずにいたのを、ずっと悔やんでいた……。
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