「君へ」 ~一冊から始まる物語~


私は右半分に、唯都は左半分にお互いの想いを書いた。










俺は
あなたの事を愛しています。
私は









二人して同じことを書いてしまい2人で笑った。

唯都の小さい頃のような無邪気な笑顔が月光に照らされとても眩しかった。

私たちは1歩また1歩とお互いの距離を縮め、見つめあった。

そしてお互いの温もりを感じながら唇を重ねた。



壮大な空には多くの星たちが光輝いていた。


< 238 / 254 >

この作品をシェア

pagetop