「君へ」 ~一冊から始まる物語~


「玲波これからどんな事があっても俺を信じて、幸せになろう。」


「唯都これから迷惑かけるかもしれないけど、死が2人を別つまで、幸せに生きていこうね。」



私たちは微笑んだ。


『新郎新婦の入場です。』


扉が重たい音を立てて開いた。



私たちの物語はまだスタート地点に立ったばかり。

ここから始まる。




天国のお兄ちゃん。私小崎玲波はこれから夫の小崎唯都と一緒にお兄ちゃんのぶんまで幸せになります。




fin
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