ばかって言う君が好き。
『 なんで?』
すぐに返事が送られてくる。
こういうとき、彼はすぐに返事をくれる。
私がまじめな話をする時、落ち込んでいるとき、
「話がある。」と切り出すとき……。
心が沈んでいるからすぐに返事くれるのは嬉しいって思うけど、
私が話を切り出さない限り、なかなか連絡は来ない。
優しい言葉もかけてくれない。
寂しいと言うのもいつも私から……
なんだかぎりぎりまで我慢してって言われてるみたいで、寂しいのも会いたがってるのも、恋愛してるのも全部自分だけみたいで、
ちょっとだけちょっとだけ、、いやだった。
『怒ってるの…。』
私は再び送る。
『だからなんでだよ?』
でも私は、本当の理由は言わない。
例えばさっき送ってきたお久しぶり~の感じが嫌とか。とにかくそんなこと。
そんな小さなこと、彼に言ったって返ってくる返事は目に見えているから。
『寂しくて……、
寂しいって言っちゃだめだと思って怒るになった。』
そう送る。
『寂しいって言ってくれよ。』
『負担になりたくないもの。』
『負担にならないよ。』
彼から送られてきたその言葉をありのままに受け取っていいのか、それとも。
『ありがとう…。』
『ごめんな、ちょっとさ春ごろまでずっとこんな調子かも、、』
『うん。』
ありのまま…?
ありのままって?
『倫子の誕生日には会いにいくって今は考えてるから、そのつもりでいて…。
まだわかんないけど、、』
『うん。』
トーク画面を閉じると、先程の恋愛コラムが広がった。
相手を信じることが大切です。
相手の浮気でも何もかもにも、疑い始めれば終わってしまいます。
ピンポーン
彼からのメッセージ。
『電話できないけど、俺もずっと倫子と電話したいって思ってるからね。』
……うん、ありのまま、ありのままを信じよう。大丈夫、大丈夫。彼も私と同じ気持ち。
そう思って。
彼とのLINEを開いて、
『信じてる』
そう送った。
再び一週間、その文字は更新されなかった。