スキ・泣き・恋
それぞれの道

安梨と和巳の道〜

安梨〜




お互いわかりあってから、一年〜




「安和君…!
いない、いないバァ〜!」








「笑」





私と葉山君は完全に縁を切り、今では…。










「和巳さん…!
ちょっと手伝ってよ!」








「今は安和と遊んでるもん…!」







私と和巳君の間に出来た男の子…。





安和君【やすかず】…。






私の一文字と和巳さんの一文字を取って、〟安和〟って決めた…!








「安和ばかりもいいけど、手伝ってよ…!」








子育ても二人出来た決めて今じゃほとんどが和巳さんがやっていた…。






「お母さんは怖いですね…。」





文句ばかり…。







「いただきます!」







「いただきます!」






まだ、結婚はしてない私達…!






入籍の形だけ入れてる…。






「安梨、明日は予定あるか?」





明日…??





「無いわよ…!」






「じゃ、2時あたりにこの地図に来い…!」








って言われても…。








「わかるわけないじゃん…!」







地図とか苦手なのに…!







「大丈夫だ…!
お前の心友の奴に頼んどいたから…!」





美愛に?







「いつの間に美愛と親しくなったの?」







「ヤキモチやくなって…!
たまたま偶然にあっただけだ…!」








別にヤキモチは焼いてないんだけど…!








「…!」







「うわーん!」







安和が泣き出したみたい…。








「俺が行く…。」






もう…!







どっちが母親がわからないんじゃない…。








「安和君…。
どうしたのですか?」










美愛より、安和にヤキモチ焼いてる…。









「じゃ、行ってくるな!」






「行ってらしゃい…!」






「安和、いい子でいるんだよ…。」







もう…。







「早く行かないと…!」







「安梨もいい子でいるんだよ…!
チュ〜!」








和巳さんのバカ…!









〜〜〜







あぁー。






暇だな…!








「うわーん、うわーん!」







「ハイ、ハイ!
安和君、どうしたの?」







先はミルク飲ませたばかりなのに…。








「もう、お腹空いたのかな?」






子育てするのも楽じゃないね…。








〜♪〜♪〜♪〜♪





美愛?







「もしもし?」





「安梨、良かった…。」






良かったって何よ…!






「どうしたの?」







珍しい…。







「明日の2時に和巳さんから聞いてる?」





「先聞かされた…。」






その事で電話してくれたの?







「たまたま偶然に堀田さんに会って、安梨を美空館に連れてきてほしいって頼まれたからさ…」








頼まれたって…!








「美空館って?」






「それは行ってからのお楽しみ…!」








もう…。






何よ…!







「とにかく、明日2時に迎えに行くから準備だけはしといてよ…!」






「はい、はい!」







「じゃあね…!」








ブチ〜









「たく…!」







ゆうだけ言って、切らないでよ…!








美空館か?







ネットで調べてみよう…。








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